第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題16-5

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題16-5：「労働者の安全への配慮」は、労働契約法に規定されている。「○」ｏｒ「×」？





答え　○

　労働契約法　第５条　使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題16-4

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題16-4：「産業保健総合支援センターの設置」は、労働契約法に規定されている。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　「産業保健総合支援センターの設置」が規定されているのは、「産業保健活動総合支援事業」である。

　「産業保健活動総合支援事業」は、「地域産業保健事業」「産業保健推進センター事業」「メンタルヘルス対策支援事業」の３つが一元化されたものである。
　平成26年4月から開始と新しいため、国家試験に取り上げられやすいので要注意である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題16-3

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題16-3：「過労死等の防止のための対策に関する大綱」は、労働契約法に規定されている。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　「過労死等の防止のための対策に関する大綱」は、「過労死等防止対策推進法」に基づいて作成された者である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題16-2

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題16-2：「労働者の心の健康の保持増進のための指針」は、労働契約法に規定されている。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が規定されているのは、「労働安全衛生法」である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題16-1

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題16-1：「心理的な負担の程度を把握するための検査等」は、労働契約法に規定されている。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　「心理的な負担の程度を把握するための検査等」が規定されているのは、「労働安全衛生法」である。
　

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題15-5

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題15-5：高校生の中途退学者の40％は、学校生活・学業不適応を理由としている。「○」ｏｒ「×」？





答え　○

　高校生の中途退学者の40％は「学校生活・学業不適応」というのは正しい。
　なお、2番目以降は以下のとおりである。
　「進路変更」33.3％
　「学業不振」7.6％
　「問題行動等」5.7％
　「家庭の事情」4.5％
　「病気・けが・死亡」3.7％
　「その他の理由」3.5％
　「経済的理由」1.6％」

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題15-4

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題15-4：東日本大震災以降、高校生の中途退学者は10％以下である。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　高校生の中途退学率は、平成12年度前後の2.6％を頂点に減少傾向にあり、平成24年で1.5％である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題15-3

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題15-3：不登校生徒のうち、中途退学者は10％以下である。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　不登校の生徒のうち、中途退学者は「31.8％」である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題15-2

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題15-2：不登校生徒には、病気で登校できない状況にある者を含んでいる。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　病気の場合は、不登校生徒とはみなされない。

　文部科学省の示す不登校の定義は、年間30日以上欠席した児童生徒のうち、病気や経済的な理由を除き、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にある者」とされている。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題15-1

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題15-1：平成21年度以降、高校生徒の長期欠席者の割合は急激に減りつつある。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　平成21年度までは減少傾向にあり、平成22年度から増加傾向にある。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題14-3

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題14-3：メンタリングとは、経験豊かな年長者が若年者と交流し、対話や助言によって自発的な成長を支援することをいう。「○」ｏｒ「×」？





答え　○

　育成法や指導法の一つ。

　指示や命令ではなく、対話によって気付きを促すところが特徴的である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題14-2

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題14-2：レジリエンスとは、精神科における専門的な治療を行ってもなかなか症状が改善しない状態をいう。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　レジリエンスとは、「回復力」「復元力」「抵抗力」などと訳される。

　つまり、精神障害を持つ方自身の回復する力（自己治癒力）を指す。

　治療において、患者が受け身ではなく、主体的に自ら治していこうとする姿勢や治療者のアプローチについて説明する時に「レジリエンスを活かす」などの様に用いる。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題14-1

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題14-1：レストレスレッグス症候群とは、ワーカホリックの男性が示す落ち着かない状態をいう。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　レストレスレッグス症候群は、別名「むずむず脚症候群」と言われるように、足がむずむずする状態になります。

　ワーカホリックは、「仕事中毒」とも言われ、家庭や健康をかえりみずに仕事に打ち込んでしまうことを指します。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題13

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題13：うつ病は、女性よりも男性に多く認められるメンタルヘルス問題である。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　うつ病は、女性の方が1.6倍多い。

　なお、うつ病による自殺は倍ぐらい男性の方が多いので注意。


　ちなみに、注意欠陥多動性障害は男性の方が多い。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題12-5

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題12-5：「平成26年版自殺対策白書」によると、過去に自殺未遂歴がある自殺者の割合は、女性より男性が高い。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　自殺者の自殺未遂歴は、女性の方が圧倒的に多い。

　とくに、女性の20歳代から40歳代は、4割を超える高い割合である。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題12-4

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題12-4：「平成26年版自殺対策白書」によると、自殺者の原因・動機特定者のうち、およそ3分の2が健康問題を上げている。「○」ｏｒ「×」？





答え　○

　「健康問題」が圧倒的に多い。
　次に「経済・生活問題」「不詳」「家庭問題」「勤務問題」「その他」「男女問題」「学校問題」と続いている。

　推移としては、「家庭問題」が増加、「経済・生活問題」が減少している。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題12-3

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題12-3：「平成26年版自殺対策白書」によると、自殺者の半数が失業者である。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　職業別の自殺者数の構成割合は、「その他の無職者」「年金・雇用保険等生活者」「主婦」「失業者」の順となっている。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題12-2

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題12-2：「平成26年版自殺対策白書」によると、自殺死亡率は、アメリカよりも低い。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　自殺死亡率は、日本が24.4であるのに対して、アメリカは11.5である。
　日本の方が倍以上高い。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題12-1

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題12-1：「平成26年版自殺対策白書」によると、自殺率は、男性より女性の方が高い。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　自殺死亡率（人口10万人あたりの自殺者数）は、最新の平成24年度で、男性21.4、女性13.0である。

　男性の方が生物学的にストレスに弱かったり、仕事等のストレスを感じやすい環境にいたりすることが影響している。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神保健の課題と支援」問題11

【国試対策】精神保健福祉士【精神保健】

○×問題11：燃え尽き症候群の主たる症状は、情緒的消耗感、脱人格化、個人的達成感の低下である。「○」ｏｒ「×」？





答え　○

　燃え尽き症候群（バーンアウトシンドローム）とは、簡単に言えば、意欲に燃えていた人が達成できずに意気消沈した状態のことである。
　もちろん、単に落ち込んでいるだけではなく、情緒的に消耗したようになり、人が変わったようにふさぎこんだり、自己評価が著し低下することで日常生活上に支障をきたすほどの状態である。

　なお、正義感が強く真面目な人が罹りやすいと言われている。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神疾患とその治療」問題10-4

【国試対策】精神保健福祉士【精神疾患】

○×問題10-4：医療保護入院患者の12時間を超えない隔離は、精神保健指定医の判断が必須である。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　12時間以内であれば、精神保健指定医でなくても行える。

第17回（平成26年度）精神保健福祉士国家試験：過去問「精神疾患とその治療」問題10-3

【国試対策】精神保健福祉士【精神疾患】

○×問題10-3：任意入院患者に対する開放処遇の制限の開始は、精神保健指定医の判断が必須である。「○」ｏｒ「×」？





答え　×

　任意入院患者が病状悪化等により、72時間に限り開放処遇を制限できるのは精神保健指定医のみである。
　しかし、12時間であれば、特定医師もこれを行える。