精神保健福祉士(PSW)受験勉強 『ツイブロ連携塾』
精神保健福祉士(PSW)国家試験の受験勉強を応援するブログです。
2014年7月25日金曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題51
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
51
【事例】前向きに進んでいたひきこもりの息子に、母親がセンターの話をしたら「放っておいてくれ」と。
PSW
は心理療法の機関を紹介することにした。「○」
or
「×」?
答え:×
心理療法が必要な状態になったとは言えない。
K
さんの真意を確かめるために、様子を見守ったり、傾聴できる機会をうかがったりする必要がある。
それに関連して、母親に対しては不安を抱えているので支えることも必要である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題50
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
問題
50
【事例】ひきこもりの家族会に参加し母親表情良好。息子と今後について少し話せるようにもなり、
PSW
に直接支援を依頼。
PSW
は、すぐに当事者グループへの参加を勧めた。「○」
or
「×」?
答え:×
精神保健福祉士は、息子に対して直接支援を行って欲しいと思っている母親の意向とは違う返答をしている。
また、「すぐに当事者グループへ参加」するのは、早計である。
まずは、母親の希望もあるため直接
K
さんと会う機会を作る必要がある。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題49-3
【国試対策】
問題
49-3
【事例】
K
さん「仕事はする」というもコンビニに行く程度で5年間引きこもり状態。母は悩み精神保健福祉センター
PSW
に相談。
PSW
はセンターの支援プログラムについて説明した。「○」
or
「×」?
答え:○
息子である
K
さんにしっかりと説明するためにも、母親自身がプログラムを理解することは重要である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題49-2
【国試対策】精神保健福祉士
○×問題
49-2
【事例】
K
さん「仕事はする」というもコンビニに行く程度で5年間引きこもり状態。母は悩み精神保健福祉センター
PSW
に相談。
PSW
は早期に解決できる可能性が高いと励ました。「○」
or
「×」?
答え:×
K
さん本人に会ってもいないのに早期に解決できると判断するのは早計で、根拠のない安易な励ましである。
PSW
への不信や依存を生む可能性がある。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題49-1
【国試対策】精神保健福祉士
○×問題
49-1
【事例】
K
さん「仕事はする」というもコンビニに行く程度で5年間引きこもり状態。母は悩み精神保健福祉センター
PSW
に相談。
PSW
は説得して一緒に来所するよう伝えた。「○」
or
「×」?
答え:×
精神保健福祉士の対応について「説得」は適切ではない。「相談」「提案」など、対等な関係性を意識したかかわりが求められる。
すぐに連れて来れない可能性が高いため適切とは言えない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題48-4
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
48-4
:自殺予防に際し、プライマリケアにおけるゲートキーパーを育成する。「○」
or
「×」?
答え:○
プライマリケアとは、身近で様々なことを相談できる医療。
ゲートキーパーとは、「門番」とも訳されるが、自殺念慮のある人を見つけ、支援したりする人を言う。
つまり、健康上の相談をかねて家庭医が診察を行う中で、自殺の兆候をキャッチし支援するといったことである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題48-3
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
48-3
:グループホームの設立に際し、町はずれの土地を探しコンフリクトを防ぐ。「○」
or
「×」?
答え:×
確かに、施設建設に対して反対運動等のコンフリクトが起こる可能性はあるが、町はずれにつくったのでは社会生活からかけ離れてしまう。
如何にして地域に受け入れられるかを考えるべきである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題48-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
48-2
:精神障害のある生活困窮者の支援に際し、精神科病院への入院調整を進める。「○」
or
「×」?
答え:×
「精神障害のある生活困窮者」というだけで、入院が必要と決め付けることはできない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題48-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
48-1
:精神障害者への福祉サービスの情報提供に際し、病状が改善していることを前提とする。「○」
or
「×」?
答え:×
利用可能な福祉サービスの情報提供については、精神保健福祉士の判断で制限してはならない。
利用が適切かどうかの判断は、精神障害者本人と行うべきである。
2014年7月24日木曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題47-3
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
47-3
:専門職による支援を補完するものとして、ソーシャルサポートネットワークを活用する。「○」
or
「×」?
答え:×
専門職による支援が中心ではない。ソーシャルサポートネットワークが中心にあって、専門職がその補完を行うと考える必要がある。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題47-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
47-2
:精神障害者と市民との橋渡しを行う存在として、精神保健福祉ボランティアの養成を行う。「○」
or
「×」?
答え:○
それだけが目的ではないが、精神障害者と市民が知り合う機会としてとらえることも必要である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題47-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
47-1
:地域における精神科救急サービスのシステムとして、包括型地域生活支援(
ACT
)チームを活用する。「○」
or
「×」?
答え:×
包括型地域生活支援(
ACT
)チームは、精神科救急サービスチームではなく、重度の精神障害者の地域生活を支えるチームである。
2014年7月22日火曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題46-3
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
46-3
:精神障害者ケアマネジメントの「仲介型」は、利用者とサービスを結びつけることを中心とし、サービスの斡旋・調整を主な機能としている。「○」
or
「×」?
答え:○
問題文のとおりである。
介護保険でのケアマネジメントが、この仲介型であるとも言われている。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題46-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
46-2
:精神障害者ケアマネジメントの「リハビリテーション型」は、ケアマネジャーと利用者との治療関係を重視し心理的アプローチを中心とする。「○」
or
「×」?
答え:×
ケアマネジャーと利用者の関係は、「治療関係」ではない。「援助関係を重視し」ある
いは、単に「関係性を重視し」が正しい。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題46-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
46-1
:精神障害者ケアマネジメントの「総合型」は「包括型」とも呼ばれており、医学モデルに基づいて実施する。「○」
or
「×」?
答え:×
「総合型」は「包括型」とも呼ばれるが、「医学モデル」に基づいたものではない。
精神保健福祉士が行うのは、「生活モデル」である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題45-3
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
45-3
:マクロレベルでは、利用者とその家族に働きかけ、ネットワークを形成する。「○」
or
「×」?
答え:×
マクロレベルとは、非常に広いレベルを指している。
問題文の「利用者と家族に働きかけるネットワーク形成」は、ミクロレベルである。
なお、その中間をメゾレベルという。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題45-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
45-2
:ネットワークを構成するメンバーの間では、対等性を保つようにする。「○」
or
「×」?
答え:○
円滑で有用な連携を保つためには、メンバー間に上下関係があるのは適切ではない。
様々な意見を出し合い、議論できるような対等性を保つことが重要である。
2014年7月18日金曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題45-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
45-1
:インフォーマルネットワークより、フォーマルネットワークを重視する。「○」
or
「×」?
答え:×
インフォーマルネットワークとは、「私的なつながり」で、フォーマルネットワークが「公的なつながり」である。
個人に合っていて、日常生活に密着しているのはインフォーマルネットワークであるため、より重視する必要がある。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題44-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
44-2
:障害者総合支援法における地域移行支援では、グループホーム(共同生活援助)に入居している者も利用できる。「○」
or
「×」?
答え:×
グループホーム(共同生活援助)入居者は対象にならない。
グループホームは入所施設というより、住居ととらえる。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題44-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
44-1
:障害者総合支援法における地域移行支援では、「医療観察法」に基づき、指定医療機関に入院している者も利用できる。「○」
or
「×」?
答え:○
「医療観察法の対象となる者に係る支援に当たっては保護観察所と連携すること」と規定されているため、対象になると解される。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題43-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
43-2
:統合失調症の息子を持つ母親
A
さんが、息子に対していらだちと不安を抱えていたため、
PSW
は家族心理教育プログラムへの参加を提案した。「○」
or
「×」?
答え:○
家族自身がいらだちや不安を抱えていては、障害を持つ本人に適切に関わることができない。そのため、家族を支援するのが、家族心理教育プログラムである。
家族心理教育プログラムでは、専門家の講演による専門的な知識の学習と、家族同士をつなぎ、家族同士が支え合える関係を構築することが重要である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題43-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
43-1
:統合失調症の息子を持つ母親
A
さんが、息子に対していらだちと不安を抱えていたため、
PSW
は元気回復行動プラン(
WRAP
)を紹介した。「○」
or
「×」?
答え:×
元気回復行動プラン(
WRAP
)は、専門家による支援プログラムではなく、当事者自身が取り組むセルフヘルププログラムである。
自分を振り返ったり、他の当事者の対処方法を聞いたりして、自分が調子の悪くなるきっかけや対処法を発見し元気でいることを目指すプログラムである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題42
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
42
:精神科デイケアでのグループワークでは、同一メンバーで期間を限定せずに活動を継続し、安心感を保持する。「○」
or
「×」?
答え:×
精神科デイケアで、特定のメンバーだけで長期的に活動することは望ましくない。様々なメンバーとの関わりが精神科におけるリハビリには効果的である。
ただし、目的を定め、期間を限定したクローズグループであれば意味がある。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題41-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
41-2
:
PSW
が資源を活用する際は、一般的な資源よりも精神保健福祉サービスを重視する。「○」
or
「×」?
答え:×
一般的サービスと精神保健福祉サービスで、どちらを重視するというものではない。クライエントの必要に応じて、分け隔てなく判断されなければならない。
ただし、精神障害者への特別な精神保健福祉サービスではなく、一般的サービスで足りるのであれば、一般的サービスを優先することが望まれる。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題41-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
41-1
:
PSW
が、クライエントにストレングスを身につけさせる。「○」
or
「×」?
答え:×
精神保健福祉士は対等な関係性を意識してかかわる必要がある。問題文のような「身につけさせる」といった上下関係、指導関係ではない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題40
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
40
:支援終了後の面接で、クライエントからどの様な支援があったら良かったかを振り返って答えてもらう支援過程をエバリュエーションという。「○」
or
「×」?
答え:○
「エバリュエーション」は、「事後評価」と訳される。
支援後に支援の経過を振り返り、効果や改善点などをクライエントと話し合うことをいう。
2014年7月17日木曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題39-4
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
39-4
:精神科医療機関の精神保健福祉士による介入では、家族や社会資源との関係を調整するために、ジェノグラムを用いる。「○」
or
「×」?
答え:×
「ジェノグラム」は家系図を基にした家族関係を明らかにするためのものである。
家族だけではなく、その他の環境である社会資源を含めて用いるマッピング技法は、エコマップである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題39-3
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
39-3
:精神科医療機関の精神保健福祉士によるアセスメントは、診断・治療に役立つ疾病や障害の現状把握を目的にする。「○」
or
「×」?
答え:×
「診断・治療に役立つ疾病や障害の現状把握」は医学モデルに基づいたアセスメントである。
精神保健福祉士は、生活モデルに基づいたアセスメントを行う必要性があるため、疾病や障害だけではなく、生活全体を把握するよう努めなければならない。
2014年7月15日火曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題39-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
39-2
:精神科医療機関の精神保健福祉士によるインテークでは、関係づくりを基軸とした情報収集を心がける。「○」
or
「×」?
答え:○
「インテーク」は、「受理面接」といい、精神保健福祉士とクライエントとの一番最初の面接を指す。
そのため、主訴をはじめとした情報収集が目的となるが、以降の支援を視野に入れ、関係づくりを意図した面接でなければならない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題39-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
39-1
:精神科医療機関の精神保健福祉士の支援は、医師や看護師の指示により開始する。「○」
or
「×」?
答え:×
医師との関係は、「指示」ではなく「指導」である。福祉的支援における一定の裁量権が認められている。
看護師とは、「指示」「指導」の関係はない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題38-4
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
38-4
:公共職業安定所(ハローワーク)では、リワークプログラムを行っている。「○」
or
「×」?
答え:×
「リワーク」は「復職」のことである。つまり、会社に籍があるが休職して就労が困難な方に対して、職場に復帰することを支援する。
公共職業安定所(ハローワーク)は、復職ではなく、就職支援がその役割である。
2014年7月14日月曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題38-3
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
38-3
:地域包括支援センターでは、包括型地域生活支援プログラム(
ACT
)を行っている。「○」
or
「×」?
答え:×
地域包括支援センターは、精神障害者支援領域ではなく、介護保険法で定められた高齢者の総合的支援機関である。
包括型地域生活支援プログラム(
ACT
)は、他職種によるチームが地域で生活する重度の精神障害者に対して訪問による包括的な支援を行うサービスである。ただし、日本では充分に実施体制が整備されていない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題38-2
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
38-2
:都道府県社会福祉協議会では、精神障害者保健福祉手帳の申請受付を行っている。「○」
or
「×」?
答え:×
精神障害者保健福祉手帳は、市町村が窓口となり申請を受け付けている。
なお、手帳の判定は、都道府県にある精神保健福祉センターである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題38-1
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
38-1
:福祉事務所では、退院促進や地域移行・地域定着支援を行っている。「○」
or
「×」?
答え:○
「生活保護精神障害者退院促進事業」を実施し、退院促進や地域移行・地域定着支援を行っている。
その他、地域で主に退院促進や地域移行・地域定着支援を行っているのは、障害者総合支援法の指定一般相談支援事業を実施している地域活動支援センターⅠ型である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題37
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
37
:精神保健福祉士が、クライエントの肩や腕に新しいあざがあるのを見つけたため面談を設定し、クライエントの気持ちに寄り添いながら、状況把握に努めた。これは、権利擁護活動の代弁機能である。「○」
or
「×」?
答え:×
権利擁護活動の一環ではあるが、代弁機能とは言えない。
代弁機能は、本人の代わりに、他に本人の状況や意向を説明するなどである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」問題36
【国試対策】精神保健福祉士【理論と展開】
○×問題
36
:「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」で、社会的入院患者について、退院・社会復帰を目指すことが初めて指摘され、総合的な取組が求められている。「○」
or
「×」?
答え:×
社会的入院患者の退院促進の方針については、「精神保健医療福祉の改革ビジョン基本方針(平成
16
年
9
月)」において示されている。
そのため、「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて(平成
21
年
9
月)」で「初めて指摘された」ということではない。
2014年7月11日金曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題35
【国試対策】問題
35
【事例】うつ病のDさん(
68
歳、男性)支援の為、PSWはDさんが通うデイケアOB会での配慮、コンビニ就労継続の働きかけを行った。PSWの取組は「ソーシャルアクション」である。「○」
or
「×」?
答え:×
「ソーシャルアクション」とは、社会福祉制度を改善するために行う社会活動法のことである。
精神保健福祉士の取組は、DさんがデイケアOB会や就労場所から排除されないよう、それらに働きかけを行ったものなので、「権利擁護(アドボカシー)」と言える。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題34
【国試対策】問題
34
【事例】うつ病のDさん(
68
歳、男性)支援の為、PSWが地域包括支援センターなどの専門職間で情報交換を行うのは、ピンカスとミナハンが言う「ワーカーシステム」である。「○」
or
「×」?
答え:×
精神保健福祉士が支援を目的に連携する専門職や機関は、「アクション・システム」である。
なお、ピンカスとミナハンが言う「4つのシステム」とは,「アクション・システム(精神保健福祉士が協働する人や機関)」、「ワーカーシステム又は、チェインジ・エージェント・システム(精神保健福祉士とその所属機関)」、「クライエント・システム(援助の対象者や家族)」、「ターゲット・システム(変革が必要な人や組織)」である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題33
問題33【事例】うつ病のD氏(68歳、男性)の妻から物忘れあり心配とPSWに連絡。Dさん自身も不安。Drは軽度認知障害疑いと。PSWはD氏と妻と話し合い、自己決定難しいと考え、妻と今後の支援方針を立てた。「○」or「×」?
答え:×
自己決定が難しいと判断するのは早過ぎる。
認知障害についてのより正確な診断を受けられるよう、妻が外来に同行し説明することが必要。
2014年7月10日木曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題32
【国試対策】問題
32
【事例】会社勤務のアスペルガー症候群のAさんに、PSWは上司や同僚ができるサポートを提案した。これはコンサルテーションという。「○」
or
「×」?
答え:×
「コンサルテーション」とは、専門家に対して、分野の違う専門家が自らの専門に基づく知識や技術を提供することである。
問題文のサポートは、ジョブコーチの際に用いられる「ナチュラルサポート」である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題31
【国試対策】問題
31
【事例】アスペルガー症候群のAさんはPSWに相談するうちに対人的な対処方法を身につけたいと思った。そこで、PSWは相手に合わせるように指示した。「○」
or
「×」?
答え:×
確かに相手に合わせることも必要かもしれないが、「指示する」というのは精神保健福祉士の対応としては不適切である。
「指示関係」は上下関係である。精神保健福祉士は対等な関係性を意識し関わる必要がある。
そのため、「一緒に考える」といった関わり方が正しい。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題30
【国試対策】問題
30
【事例】Aさんは広告会社に就職したが職場での対人関係が上手くいかず気分落ち込むも誰にも相談できず。心配した上司は会社が契約しているリワークプログラムを勧めた。「○」
or
「×」?
答え:×
「リワークプログラム」は復職支援プログラムのことである。
これは、出勤できずに休職している人を対象に、元の職場に復職することを目的としている。
事例のAさんに適切なのは、従業員支援プログラム(EAP)である。
2014年7月7日月曜日
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題29-4
【国試対策】精神保健福祉士【基盤】
○×問題
29-4
:医学モデルによる治療システムに適しており、医師の指導が徹底できるのは多職種連携の意義である。「○」
or
「×」?
答え:×
医学モデルによる治療システムは、ヒエラルキーといい、医師による指示システムである。いわゆる、上下関係である。
多職種連携は、全ての専門職種が、対等な関係性の中で行うものである。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題29-3
【国試対策】精神保健福祉士【基盤】
○×問題
29-3
:利用者の意向確認が省け、専門職による方針決定が迅速になるのは多職種連携の意義である。「○」
or
「×」?
答え:×
利用者への意向の確認は省くべきではない。
全ての専門職が、それぞれの専門に基づいて意向を確認する作業が必要である。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題29-2
【国試対策】精神保健福祉士【基盤】
○×問題
29-2
:専門職の間で発生する対立・葛藤を未然に防止することができるのは多職種連携の意義である。「○」
or
「×」?
答え:×
場合によっては、専門職の間で発生する対立・葛藤を防止する効果がないとは言えないが、それが多職種連携の意義とは言えない。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題29-1
【国試対策】精神保健福祉士【基盤】
○×問題
29-1
:様々な専門職の視点を基に、利用者の理解について全人的な把握が可能になるのは多職種連携の意義である。「○」
or
「×」?
答え:○
クライエントに対する、多角的、多面的理解が促進されるといえる。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題28-5
【国試対策】精神保健福祉士【基盤】
○×問題
28-5
:クラスアドボカシーとは、支援者の側からではなく、当事者自らが主張することを支援することをいう。「○」
or
「×」?
答え:×
当事者自らが主張することを支援するのは、セルフアドボカシーである。
クラスアドボカシーとは、ある集団や地域、制度など、特定の階層や種類に対して行う権利擁護活動である。個人を対象にしたケースアドボカシーと対で理解しておく必要がある。
第16回(平成25年度)精神保健福祉士国家試験:過去問「精神保健福祉相談援助の基盤」問題28-4
【国試対策】精神保健福祉士【基盤】
○×問題
28-4
:ブローカーロールとは、ソーシャルワーカーの代弁者としての役割をいう。「○」
or
「×」?
答え:×
「ブローカーロール」とは、「仲介者の役割」と訳せます。
つまり、ソーシャルワーカーによる、社会資源をクライエントにつなげる仲介者的役割を指しています。
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